この度、当社はプレシジョン・システム・サイエンス株式会社(代表取締役社長:田島秀二、以下PSS)と『MS分析用血漿前処理自動化システム』に係る共同開発契約を締結いたしました。
『MS』とは、『mass
spectrometry』の略称であり、質量分析(法)(注1)を意味します。
現在、ヒト臨床サンプルを用いたMS分析は、疾患特異的な新規バイオマーカーの探索、治療薬に対する奏効や副作用マーカーの探索、あるいは創薬標的分子の探索などに利用されており、最終的には医薬品の開発やテーラーメイド医療の実現につながるものと考えられております。
本共同開発は、PSSがこれまで培ってきた自動化システム技術と、当社によるMSを利用した臨床プロテオーム解析技術及び前処理技術を融合させることにより、従来にはないバイオマーカー探索等の効率を飛躍的に向上させる新規な自動化システム『MS分析用血漿前処理自動化システム』を開発しようとするものです。
現在、MSを利用した上記のようなバイオマーカー探索等の研究において、前処理工程は煩雑で時間がかかるマニュアル操作で実施されています。今回開発するシステムは、マニュアル操作における高い質の処理をハイスループットで実現し、迅速な研究及びその実用化を促進させることができます。
具体的な開発分担としては、PSSはシステム及び動作制御プログラムの開発、当社はシステム最適化条件の設定及び検証を実施する予定であります。事前の共同研究によって、自動化システムに搭載する技術の基礎検討は完了しておりますので、本年6月の完成を目指し、システムの開発に着手しております。
当社においては本自動化システムを利用して製薬あるいは臨床診断に有用なバイオマーカー探索研究のスピードアップと効率化を実施します。
(注1)質量分析(法)とは
質量分析計により、試料からイオンを作り、イオンを質量と電荷の比に応じて分離し、イオン検出・記録を行う分析技術であり、合成化合物及び自然界や生体内に存在するタンパク質など分子の構造解析などに利用されております。
例えば、がんや生活習慣病など、ある種の疾患が発症した場合、あるいは病態の進行に伴い特異的に発現、変動するタンパク質を組織や血液中において質量分析法に基づく高感度な解析により特定することが出来れば、それらをバイオマーカーとして発症の有無はもちろんのこと、病態の進行やがんにおける悪性度、転移性の診断等が可能になり、疾患の早期発見、早期治療につなげることができると考えられます。
◆このリリースに関するお問合せ先◆
株式会社メディカル・プロテオスコープ
TEL:03-5321-7191(代表)
プレシジョン・システム・サイエンス株式会社
取締役業務本部長 秋本 淳
TEL:047-303-4800
http://www.pss.co.jp
《会社概要》
プレシジョン・システム・サイエンス株式会社
| 創立年月 | : |
1985年7月 |
| 本社所在地 | : |
〒271-0064 千葉県松戸市上本郷88
TEL: 047-303-4800 |
| 代表者 | : |
代表取締役社長 田島 秀二 |
| 売上規模 | : |
3,215百万円(2005年6月末)(連結) |
| 従業員数 | : |
113名(2005年6月末現在) |
| 事業内容 | : |
遺伝子・プロテオーム解析関連業界における研究開発やその研究成果の実用化に用いられる自動化装置、その他理化学機器、ソフトウェア等の開発及び製造販売、ならびに自動化装置に使用される試薬及びプラスチック消耗等の製造販売。主力製品は、国際特許技術Magtration
R Technology(マグトレーション・テクノロジー)を用いたDNA自動抽出装置であり、複数のグローバル企業とのOEM契約を通じ、ワールドワイドに製品供給。
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